PFC,HFCを含むハロカーボン分析システムの開発と大気観測への応用
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概要
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大気中のクロロフルオロカーボン(CFC),ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC),ハイドロフルオロカーボン(HFC),パーフルオロカーボン(PFC),六フツ化硫黄(SF6)およびハロン類は成層圏オゾン破壊物質あるいは温室効果気体として規制対象物質となっている。このうち. PFC-14やHFC-23などの極低沸点成分は従来の低温濃縮/キャピラリーGC-MS法では測定が困難であった。本研究では,小型冷凍器を用いた低温濃縮装置を開発し,段階的昇温プログラムおよびモレキュラーシーブの使用によって分析の妨害となる窒素や二酸化炭素を除去し, PFC, HFCにも対応した高感度,高精度なハロカーボン測定法を構築した。検出限界は大部分の対象化合物に対してIppt以下で,良好な再現性,直線性を確認した。本法を相模湾上空の大気観測に応用して,各ハロカーボン類の500〜7000mの鉛直分布を観測し,日本におけるHCFCとHFC類の大量の排出を示すと共に.CFC11やCFC12の排出も統いていることを大気観測の側から示した。
- 社団法人大気環境学会の論文
- 2005-01-10
著者
-
泉 克幸
東洋大
-
横内 陽子
国立環境研
-
泉 克幸
東洋大学・工
-
榎本 孝輝
国立環境研究所・化学環境研究領域
-
稲垣 敏治
宇宙航空研究開発機構・総合技術研究本部・航空安全技術開発センター
-
横内 陽子
国立環境研究所
-
横内 陽子
独立行政法人国立環境研究所
-
横内 陽子
環境研
-
泉 克幸
東洋大学理工学部
-
稲垣 敏治
宇宙航空研究開発機構(jaxa)運航・安全技術チーム
-
稲垣 敏治
宇宙航空研究開発機構
-
榎本 孝輝
国立環境研究所・化学環境研究領域:東洋大学・工学部
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