拡散デニューダーを用いる大気中の硝酸ガスと粒子状硝酸塩の定量
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概要
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大気中の硝酸ガスと粒子状硝酸塩の定量法として,Denuder Difference Experiment(DDE)を用いる方法を検討した.拡散デニューダーにはナイロンチューブを使用した.外径1/4インチ,長さ50cmのナイロンチューブを10本並列にパイレックスガラス製アダプターに装着した拡散デニューダーで捕集流量10 1/minにおいて,硝酸ガス捕集効率98%以上,粒子透過率95%以上が得られた.又捕集材にポリアミドフィルターを用いると,硝酸ガス,粒子状硝酸塩同時捕集が可能であった.試料を捕集したポリアミドフィルターは,アルカリ溶液(0.002M炭酸ナトリウム/0.003M炭酸水素ナトリウム)で抽出し,イオンクロマトグラフィーで硝酸イオンの定量を行った.1Ppbの硝酸ガスを2時間程度の捕集時間で定量できる.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1984-06-05
著者
-
泉 克幸
東洋大
-
福山 力
環境庁国立公害研究所
-
村野 健太郎
環境庁国立公害研究所
-
水落 元之^
環境庁国立公害研究所
-
泉 克幸
東洋大学理工学部
-
村野 健太郎
国立環境研
-
水落 元之^[○!R]
環境庁国立公害研究所
-
泉 克幸
環境庁国立公害研究所
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