小学校における美術教材の変遷 : 色彩教育の展開(2)
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概要
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戦後、文部省(現、文部科学省)は教育環境を整えるための3つの基準を提示する。一つ目は、教育用品と呼ばれる児童生徒が個人で所持する物品の品質向上のための基準である。この基準はその後消滅し、一部日本工業規格に採用され現在に至る。二つ目は、教科用図書の充実を図るための教科用図書検定基準である。これは指導要領の変化に伴って、現在もその基準が生きている。三つ目は、学校教材備品の充実をはかるために設けられた教材基準である。この基準は教材費国庫負担金制度廃止の後、標準教材品目として現在に至っているが、これは法的拘束力はない。指導要領の変遷に伴い色彩教育の場では、このような補助教材の存在していることを明示した。
- 日本デザイン学会の論文
- 2001-09-30
著者
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