色の世界のビジュアライゼーション
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概要
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色の世界を表わすために我々が用いるのは, 民族固有の言語による表現と, 色相, 明度, 彩度といった専門用語によってシステマチックに構成された色空間としての表現とがある。後者はカラーオーダーと呼ばれており, かなり早い時期に二次元だけでは表現できないことが判っていた。そのため様々な三次元的展開を行うことが試みられてきたのである。実試料によって色を系統的に表すことができるようになると, 色の世界はより綿密に構築されるようになっていった。カラーオーダーシステムの概念はこのような背景から生まれ, 実試料をシステムに従って空間的に配置して表すカラーアトラスが開発された。アトラスの存在は, 我々にそのシステムの理解を早めるという点で, 現在では必要不可欠な要素となっている。このため, NCSにはアトラスに類似したアプリケーションが存在する。カラーオーダーがどのようにビジュアライズされ, どのような構築概念をふまえて, 現在のシステム化に至ったかを考察した。
- 1998-09-30
著者
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