蚊の卵, 幼蟲及び蛹に對する澁土の水浸出液の影響(第 2 回大會講演要旨)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1)南ボルネオP地及びB地澁土の水浸出液がネツタイシマカの幼蟲に對してかなりの殺蟲力あることを確めた。2)卵はP地澁土の0.5%浸出液で孵化しない。3)幼若幼蟲はP地澁土の0.5%浸出液、B地澁土の2%浸出液で殺滅し、成熟幼蟲はそれぞれ上記の10倍濃度の液即ち5%及び20%各浸出液で殺滅する。4)蛹は最も抵抗力が大きく、P地澁土の20%浸出液では殆ど無効、P地澁土の20%浸出液では全く殺滅しない。5)澁土浸出液は防蚊の目的を以て現地の貯水槽に利用できると考える。
- 日本衛生動物学会の論文
- 1951-09-25
著者
関連論文
- 足利市の樹洞における蚊幼虫の周年調査
- 栃木県の竹林における蚊の生態学的研究 : 第 5 報 冬季の竹林における蚊幼虫
- 蚊幼虫の発生に及ぼすアヒル飼育の影響
- 栃木県の竹林における蚊の生態学的研究 (補遺)
- 栃木県の竹林における蚊の生態学的研究 : 第 4 報夏季の竹林における蚊幼虫
- 栃木県の竹林における蚊の生態学的研究 : 第 3 報宇都宮市の竹林マダケ切株における蚊幼虫
- 栃木県小山市の竹林における蚊幼虫相(第 12 回大会講演要旨)
- 栃木縣の蚊について, 分布並に生態上注目すべき蚊と幼蟲發生の消長(第 2 回大會講演要旨)
- 宇都宮市附近の人家における蚊とその季節的消長
- 宇都宮市のライト・トラップに捕集された蚊の時刻的消長