Sumithion 散布のネツタイイエカに対する駆除効果の Box Trap 法による観察
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概要
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Bangkok市内の, ネッタイイエカの発生がおびただしい4地区について, Sumithionを用い, それぞれ屋内残留噴霧法のみの実施, 幼虫発生源散布のみの実施, この両法の併用, 無処理の対照として, box-trapを用い, 成虫のpopulationの変化を追求した.残留噴霧を行つた地区は散布直後から成虫が減少し, その効果は数週間続いた.幼虫駆除のための発生源散布のみを毎週くり返した地区では, 成虫のpopulation減少は第2週以後からみられた.とくに後者の場合には若い成虫の減少が著明であつたが, 蚊の経産率にはいずれの場合にも著しい変化はなかつた.
- 1965-09-30
著者
-
佐々 学
東京大学伝染病研究所
-
栗原 毅
東京大学伝染病研究所寄生虫研究部
-
Dhamvanij Ophas
Public Health Division, Bangkok Municipality
-
Dhamvanij Ophas
Public Health Division Bangkok Municipality
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