北部タイ, チェンマイにおける日本脳炎媒介蚊の吸血源動物選好性
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概要
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1998年8月から9月に, 北部タイの水田地帯に近い動物舎周辺で, ライトトラップと吸虫管により蚊成虫を終夜採集した。また, 水田周辺と, 牛か豚を係留した蚊帳でも採集し, 日本脳炎媒介蚊の吸血選好性を詳細に調べた。媒介蚊は, ライトトラップにてCx. tritaeniorhynchus 7,958頭, Cx. vishnui group 22,782頭, Cx. gelidus 2,083頭, Cx. fuscocephalaは144頭, 吸虫管では牛舎で1,811頭, 豚舎で1,701頭採集された。吸血率はCx. tritaeniorhynchusとCx. vishnui groupでは豚>牛か豚=牛(吸虫管採集), Cx. gelidusでは牛>豚であった。一方, 牛か豚, あるいは両方を係留した蚊帳に蚊を放逐し, 吸血選好性を実験的に吟味すると, 3種とも牛>豚であり, 本来は強く牛を選好することが確かめられた。
- 日本衛生動物学会の論文
- 1999-12-15
著者
-
高木 正洋
長崎大学熱帯医学研究所・生物環境分野
-
柳 哲雄
長崎大学熱帯医学研究所熱帯性病原体感染動物実験施設
-
津田 良夫
長崎大学熱帯医学研究所
-
Mwandawiro Charles
長崎大熱研
-
Mwandawiro Charles
長崎大学熱帯医学研究所 生物環境 部門
-
Mwandawiro Charles
長崎大学熱帯医学研究所生物環境分野
-
都野 展子
長崎大学熱帯医学研究所
-
SUWONKERD Wannapa
Office of Vector Borne Disease Control No.2
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スワンカード ワナパ
長崎大学・熱帯医学研究所
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Suwonkerd W
Office Of Vector Borne Diseases Control 2 Ministry Of Public Health Chiangmai Tha
-
Suwonkerd W.
長崎大学熱帯医学研究所
-
柳 哲雄
長崎大学熱帯医学研究所
-
Suwonkerd W.
Office of Vector Borne Disease Control No.2
-
スウォンカード ワナパ
長崎大学・熱帯医学研究所
-
Suwonkerd W.
長崎大学・熱帯医学研究所
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