ゴスジシラキブユの産卵場所と発育
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概要
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ゴスジシラキブユSimulium quinquestriatum (Shiraki)の産卵場所選択を, 野外での卵の分布の観察によって調べた。卵は川岸から水中にたおれこんだ植物の葉上に多く見られたが, 水上に突出した岩の表面にも見られた。室内飼育によって卵, 幼虫, 蛹期間を調べたところ, 14℃ではそれぞれ6.5∿7.5日, 33∿53日, 6日(中央値)であった。幼虫期間には飼育容器ごとにばらつきが見られ, 餌条件の違いによるものと考えられた。幼虫のpostgenal lengthの頻度分布から, 幼虫期の齢数は飼育下, 野外ともに9齢を経過するものと推定された。
- 日本衛生動物学会の論文
- 1993-06-15
著者
-
馬場 稔
北九州市立自然史博物館
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馬場 稔
大分医科大学医動物学教室
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馬場 稔
大分医科大学 病理
-
BABA Minoru
Kitakyushu Museum of Natural History and Human History
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