鎖状アルコールを有するピレスロイドの殺虫活性と蒸気圧
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
鎖状アルコールを有するピレスロイド系化合物のイエバエに対する殺虫活性を, 局所施用法, 濾紙接触法および蒸散法により検討した。その結果, 1-エチニル-2-メチル-2-ペンテニルアルコールのエステルが蒸散法で最高の活性を示した。そこで本アルコールを選択し, 4種のカルバン酸とのエステルの殺虫活性と蒸気圧について検討した。局所施用法では3-(2,2-ジクロロビニル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボン酸エステルが最も高い致死活性を示したが, 蒸散試験では菊酸エステルが最も優れていた。本化合物は高い蒸散効果を有する独特な新しい型のピレスロイドとして開発が期待されている。
- 日本衛生動物学会の論文
- 1983-12-15
著者
-
松尾 憲忠
住友化学工業(株)農業化学品研究所
-
平野 雅親
住友化学工業(株)農薬事業部研究部
-
北村 重義
住友化学工業(株)農薬事業部研究部
-
西岡 敏雄
住友化学工業(株)農薬事業部研究部
-
藤田 義雄
住友化学工業(株)農薬事業部研究部
-
藤田 義雄
住友化学工業株式会社宝塚研究所
-
平野 雅親
住友化学工業(株)宝塚総合研究所
-
矢野 俊彦
住友化学工業株式会社
-
松尾 憲忠
住友化学工業株式会社宝塚研究所
-
西岡 敏雄
住友化学工業株式会社宝塚研究所
-
平野 雅親
住友化学工業株式会社農業化学品研究所
-
北村 重義
住友化学工業株式会社宝塚研究所:(現)住友化学工業株式会社農薬事業部
-
松尾 憲忠
住友化学工業 (株) 宝塚綜合研究所
関連論文
- 大阪地下街におけるゴキブリ類の棲息状況と薬剤感受性の推移
- ハマゴウVitex rotundifoliaの葉に含まれる蚊忌避物質 : 有機化学・天然物化学
- イエバエに対する含複素環ピレスロイドの殺虫活性およびその構造活性相関
- B301 新規殺虫剤ピリダリルに関する研究(第 1 報) : ピリダリルおよび関連化合物の合成と活性
- ハエ類の蛹寄生蜂, ハエヤドリコガネコバチおよびキョウソヤドリコバチに対するピリプロキシフェン, フェニトロチオン, ペルメトリンの影響
- 新しいアルコールを有するピレスロイド化合物の殺虫効果
- 家庭用殺虫剤メトフルトリンの開発(学会賞受賞論文(業績賞・技術))
- AL2 家庭用殺虫剤メトフルトリンの開発
- 42 ハエ類の蛹寄生蜂ハエヤドリコガネコバチの大量飼育法の検討
- 天敵--その利用に向けて
- 沖縄産コガタアカイエカにおけるピレスロイド抵抗性要因としての神経低感受性
- 37 ピレスロイド剤抵抗性コガタアカイエカの抵抗性機構
- イネミズゾウムシの飼育
- TD1 ピレスロイド剤の殺虫剤としての作用特性(合成ピレスロイド剤とリサージェンス現象)
- E45 ハスモンヨトウの簡便な飼育システム(飼育法)
- 3. ピレスロイド系殺虫剤の開発と生物活性(B.新農薬開発における諸問題(殺虫剤作用機構談話会))
- A413 フェンバレレートの殺虫特性(作用機構・抵抗性)
- 新規化合物のハダニに対する忌避作用とその防除効果について(一般講演)
- 239.幼若ホルモンの利用に関する基礎的知見
- 111. 幼若ホルモンの各種昆虫に対する活性(一般講演)
- G29 トリハロイミダゾール誘導体のチャバネゴキブリに対する殺虫活性(毒物学・殺虫剤)
- 97 防疫用殺虫剤メトキサジアゾンの作用性
- 鎖状アルコールを有するピレスロイドの殺虫活性と蒸気圧
- 害虫との戦い -快適な生活空間を目指して-
- A115 フッ素化ピレスロイドの殺虫活性と酸化安定性
- [1(2H), 2′-ビピリジン]-2-オン誘導体の合成と殺虫活性
- 新規合成ピレスロイド系化合物イミプロトリンの衛生害虫に対する殺虫特性
- F12 チャバネゴキブリのピレスロイド剤に対する感受性低下機構(毒物学・殺虫剤)
- エスフェンバレレート : チャバネゴキブリに対する生物活性
- 日本が先導したピレスロイド系殺虫剤
- 日本が先導したピレスロイド系殺虫剤 (特集 ものつくり昨日・今日・明日--日本化学会創立125周年記念)
- 68 大阪地下街におけるゴキブリ類の棲分けとその薬剤感受性の推移
- Control Agents for Vectors of Communicable Diseases
- 殺虫性ピリジルピリドン系化合物の発見とその有機化学的展開
- 新しい含フッ素農薬の展望
- 7 農薬(日本の化学工業 : 最近の動向)
- 家庭・防疫用ピレス口イド-エトック®-の開発
- ピレスロイド系化合物の研究(第1報) : 天然ピレスリン類のガスクロマトグラフィーによる定量
- 3-フェノキシベンジル系合成ピレスロイドの発明・開発