[1(2H), 2′-ビピリジン]-2-オン誘導体の合成と殺虫活性
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概要
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種々の[1(2H), 2′-ビピリジン]-2-オン誘導体を合成し, チャバネゴキブリ及びイエバエに対する殺虫活性を調べた.その結果, 活性の強さは両方の環の3, 5位及び3′, 5′位の電子吸引性置換基に大きく依存すること, 活性発現のためには両方の環の5及び5′位にそれぞれトリフルオロメチル基が必須であることが示唆された.また評価した化合物の中では, ピリドン環の3位に塩素原子, ピリジン環の3′位に塩素原子, フッ素原子またはトリフルオロメチル基を導入した化合物がより好ましいことが判明した.
- 2000-11-20
著者
-
松尾 憲忠
住友化学工業(株)農業化学品研究所
-
坂本 典保
Agricultural Chemicals Research Laboratory, Sumitomo Chemical Co., Ltd.
-
石渡 多可男
Environmental Health Division, Sumitomo Chemical Co., Ltd.
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松尾 憲忠
Agricultural Chemicals Research Laboratory, Sumitomo Chemical Co., Ltd.
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坂本 典保
住友化学(株)農業化学品研究所
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石渡 多可男
Environmental Health Division Sumitomo Chemical Co. Ltd.
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坂本 典保
住友化学株式会社健康・農業関連事業研究所
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