脊椎・脊髄外科のためのニューロイメージング
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概要
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脊椎・脊髄外科のためのニューロイメージングの最近の進歩について, 自験例を報告した.対象は, 頸部脊椎症および頸椎後縦靭帯骨化症130例, 脊椎外傷43例, 脊髄髄内腫傷94例であり, MRI, CT scan等の術前の神経放射線学的検査法およびその所見について検討した.3D-CTは, 脊柱の変性疾患や外傷による脊柱の変形の立体構造を描出し, 手術計画を立てるうえで有用である.MRIは, 脊柱および脊髄の異常の診断には最も重要な画像診断法である.MRIの軸面像は, 脊髄圧迫の左右差の診断や髄内腫瘍への手術アプローチ決定に必要である.これらの脊椎・脊髄疾患の大部分の症例では, MRI, CT scanによる非侵襲的な画像診断のみで手術治療に必要な情報が得られるが, 頸部脊椎症での神経根圧迫の診断には, 少数ながら, 従来の脊髄造影を必要とする症例が存在する.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 2001-01-20
著者
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