防浪漁村計畫 (三陸津浪の被害を論據として)
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概要
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昭和8年3月3日、三陸地方を襲ふた津浪は、沿岸數十漁村に大なる被害を與へた。元來この地方は、地形的に津浪の被害を被りやすく、今迄にしばしば浪災を繰返へして居る。本論文は、筆者の被害地調査を基として製作せる、防浪漁村計畫を提案し説明せるものである。章Aは、三陸沿岸の地形と、そこに發達せる漁村の形態を津浪に關聨して述べる。章Bは、被害地に既に實施せられて居た、或は實施せられんとする防浪施設の、各々の特徴缺點及び實施の難易を地形的經濟的見地より論ずる。章Cは、漁村計畫の一般的要領、及び津浪を考慮せる場合の交通計畫、地域制に就き述べる。章Dは、以上の各章で述べたる事情に基きて、筆者の提案になる防浪漁村計畫を説明する。
- 1933-06-05
著者
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