5) 音響透過に關する實驗 (第2報) (單一材料の遮音効果)
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概要
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建築材料の遮音値の實驗に當り、音源に震音を用ひ、音壓計にて測定を行つた。このことは、室内に生ずる音の干渉効果を減殺し、耳による測定よりも、より精密であり、一つの測定法を確立したと信ずる。而して材料の遮音値の定義に、些か問題を提出し、次で得たる結果を、垂直投射の場合の理論的に求めたる計算値との比較を行ひ、振動數對遮音値の定性的相似を見出し、音の透過機構に關する考察を行つた。最後に、音の間隙漏洩の問題に觸れ、同一量の間隙漏洩は、遮音値高き材料に對して、遮音値低きものに比し、影響する程度の大なることを示した。
- 社団法人日本建築学会の論文
- 1935-04-29
著者
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