タイ国産アカネ科雑記1
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概要
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CRAIB(1932-34)はタイ国から71属557種のアカネ科を報告しているが,分類学的に再検討しなければならない問題も多い。幸い東南アジアやヒマラヤから多数の資料が集積されつつあり,タイ国産アカネ科植物相もある程度研究できるようになってきた。本稿ではSpermacoceae連の2属を扱った。Mitracarpumは図1のように果実が裂開することで他の近縁な群と容易に識別でき,中南米とアフリカに知られていた。しかし,M. hirtumがタイ国,マレー及びフィリピンにも帰化している。恐らく東南アジア各地にもっと広く拡がっているであろう。Borreriaはタイ国にこれまで3種が記録されていたが,新たに3種が帰化している。このうち2種は熱帯アメリカ原産の植物である。
- 日本植物分類学会の論文
- 1979-12-20
著者
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