未破裂脳動脈瘤の易破裂性の検討 : 未破裂脳動脈瘤の治療検討
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概要
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画像の進歩に伴い未破裂脳動脈瘤の検出が高くなると同時にその治療に関しても関心が高まってきている. また70歳代の高齢者の未破裂脳動脈瘤破裂もけっして少なくない. これらの観点より未破裂動脈瘤の易破裂性のファクターの模索に関してはその関心度が高く, 結論が早急に待たれるところである. 今回われわれの経験した過去3年の未破裂脳動脈瘤383例をもとに画像および病理学的検討から動脈瘤の易破裂性について若干の検討を加えたので報告する. 対象および方法 1999年1月から2002年12月までに治療した未破裂脳動脈瘤は383例でそのうちcoil塞栓術が64例である. 治療適応は年齢, 動脈瘤のサイズ, 部位, blebの有無, 危険因子(高血圧, 高脂血症, 喫煙), くも膜下出血の既往, 家族歴で決定した. 動脈瘤のサイズは径5mm以上とし, ただし形状の不整なもの明らかなblebを有する例は径3mmから治療した. 直達手術およびコイル塞栓術の治療の振り分けは, 直達手術例としたものは年齢70歳未満で, ただし前交通動脈瘤で高位, 後方向き, 中大脳動脈瘤の高位, 後方向きのものIC2/3, posterior circulationは原則として塞栓術を第一選択とした.
- 日本脳卒中の外科学会の論文
- 2004-07-31
著者
-
佐野 公俊
藤田保健衛生大学医学部脳神経外科
-
加藤 庸子
藤田保健衛生大学医学部脳神経外科
-
井水 秀栄
藤田保健衛生大学医学部脳神経外科
-
早川 基治
藤田保健衛生大学 脳神経外科
-
神野 哲夫
藤田保健衛生大学脳神経外科
-
渡邉 貞義
藤田保健衛生大学医学部脳神経外科
-
米田 稔
藤田保健衛生大学医学部脳神経外科
-
M.V. Sunil
藤田保健衛生大学脳神経外科
-
渡邊 貞義
藤田保健衛生大学脳神経外科
-
安倍 雅人
藤田保健衛生大学病理部
-
佐野 公俊
藤田保健衛生大学脳神経外科
-
神野 哲夫
藤田保健衛生大学脳神経外科学
-
安倍 雅人
藤田保健衛生大学医療科学部病理学
-
安倍 雅人
藤田保健衛生大学・病理部
-
早川 基治
藤田保健衛生大学医学部脳神経外科
-
早川 基治
藤田保健衛生大学 医学部放射線科
-
神野 哲夫
藤田保健衛生大学 医学部・泌尿器科学教室
-
神野 哲夫
厚生省
-
神野 哲夫
藤田保健衛生大学
-
佐野 公俊
藤田保健衛生大学医学部 脳神経外科
-
加藤 庸子
藤田保健衛生大学医学部 脳神経外科
-
Sunil M.v.
藤田保健衛生大学 脳神経外科
-
早川 基治
藤田保健衛生大学医学部 脳神経外科
-
菅野 哲夫
藤田保健衛生大学脳神経外科
-
井水 秀栄
藤田保健衛生大学 脳神経外科
-
佐野 公俊
藤田保健衛生大学 脳神経外科
-
加藤 庸子
藤田保健衛生大学 脳神経外科
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