頸部頸動脈内膜切除術の全身管理(<特集>全身管理を要する脳血管障害の治療)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Patients with carotid artery stenosis frequently have other systemic disease such as hypertension, diabetes mellitus and ischemic heart disease. For better prognosis after carotid endarterectomy (CEA) management of these systemic diseases is essential. On the other hand, systemic management for cerebral ischemia during cross-clamping of the internal carotid artery (ICA) at CEA and postoperative hyperperfusion after CEA are also needed. The purpose of this study is to develop a rational plan for the systemic management of patients undergoing CEA. In 154 patients with carotid artery stenosis 168 CEAs were done. T-shaped intraluminal shunt was used in all patients. The average age of the patients was 63 years. The average degree of stenosis on the operated side was 66%. Fifty-seven of the patients had hypertension, 32% had hyperlipidemia, 22% had ischemic heart disease, and 20% had diabetes mellitus. Coronary angiography was done in 16 patients, and significant coronary artery stenosis was seen in 12 patients. Coronary arteries were reconstructed in 7 of these patients. Coronary artery bypass grafting (CABG) was done in 1 patient and PTCA in 1 patient before CEA. In 6 patients the coronary artery was reconstructed after CEA. Simultaneous CEA and CABG were not performed. There was no cardiac complication during CEA. The management strategy for simultaneous carotid artery stenosis and coronary artery disease depends on the hemodynamic severity of each disease. In patients with poor collateral circulation, cross-clamping of the ICA will induce cerebral ischemia, Somatosensory evoked potential (SEP) was more sensitive for detection of cerebral ischemia during ICA cross-clamping than other monitorings of ICA stump pressure and cerebral oxyhemoglobin concentration. The shunt system was useful for decreasing time of ischemia. Hyperperfusion could be predicted by marked increase (≥ 180 ml/min) in ICA flow after CEA and by increased flow velocity of the middle cerebral artery (MCA), which could be measured by transcranial Doppler sonography. As MCA flow velocity after CEA increases until 2 days after CEA, systemic arterial blood pressure must be controlled until several days after CEA. When control of blood pressure is difficult, barbiturate treatment should be considered.
- 日本脳卒中の外科学会の論文
- 2000-07-31
著者
-
山根 冠児
中国労災病院脳神経外科
-
島 健
中国労災病院
-
豊田 章宏
中国労災病院勤労者リハビリテーションセンター
-
吉田 哲
中国労災病院勤労者脳・循環器センター
-
西田 正博
中国労災病院脳神経外科
-
畠山 尚志
中国労災病院脳神経外科
-
山中 千恵
中国労災病院脳神経外科
-
KAPOSZTA Zoltan
Department of Neurology, University of Debrecen Medical School
-
CSANYI Attila
Department of Neurology, Aladar Petz Teaching Hospital
-
山根 冠児
関西労災病院 内科
-
山根 冠児
中国労災病院
-
島 健
東京女子医科大学附属脳神経センター 脳神経外科
-
豊田 章宏
独立行政法人労働者健康福祉機構中国労災病院リハビリテーション科
-
西田 正博
中国労災病院脳卒中科
-
山中 千恵
中国労災病院 脳循環器センター脳神経外科
-
畠山 尚志
脳神経外科学
-
豊田 章宏
中国労災病院
-
吉田 哲
中国労災病院 救急部
-
Kaposzta Zoltan
Department Of Neurology University Of Debrecen Medical School
-
Csanyi Attila
Department Of Neurology Aladar Petz Teaching Hospital
-
畠山 尚志
中国労災病院 脳神経外科
-
西田 正博
中国労災病院 脳神経外科
関連論文
- 自家血硬膜外注入療法後に昏睡を伴う慢性硬膜下血腫を生じた特発性脳脊髄液減少症例
- 自家血硬膜外注入療法後に昏睡を伴う慢性硬膜下血腫を生じた特発性脳脊髄液減少症例
- 心臓血管および脳血管手術の全国登録とデータ評価法
- 突然死の原因研究
- 頸部頸動脈内膜切除術の全身管理(全身管理を要する脳血管障害の治療)
- 脳卒中早期リハビリテーションのすすめ
- シリコンチューブによる各種ドレナージシステムの改良
- 第56回日本脳神経外科学会総会講演収録 (平成9年10月22日〜24日, 大阪, 会長 早川徹 : 特別パネルディスカッション 展望「脳神経外科現状の分析と将来への提言」
- 頸部頸動脈狭窄病変に対する外科的治療指針 : 現時点でのCEAの問題点と対策(頸部頸動脈狭窄症の治療方針)
- 無症候性内頸動脈狭窄症に対する血栓内膜剥離術について
- Subclavian steal syndromeに対する血行再建術-脳循環の立場より-
- CEAの適応と pitfall 回避, 現状と review(虚血性病変, PA-10 予防的脳神経外科手術の意義と問題点, 第25回 日本脳神経外科コングレス総会)
- High-risk症例に対する頸動脈内膜剥離術(CEA)の要点(頸部頸動脈病変の治療)
- 頚動脈閉塞病変における3次元超音波検査の有用性
- 頭部外傷により遅発性頭蓋内内頸動脈解離を呈した症例
- 頸動脈内膜切除術前後における脳血流, 脳血管反応性の評価
- 第 2 頚神経の絞扼による bow hunter's stroke を呈した症例の外科治療
- 脳神経外科領域における嚥下機能障害について
- 頸部頸動脈内膜切除術(CEA)203例の手術成績と長期予後
- 対側に高度閉塞性病変を伴った頸動脈高度狭窄例の脳循環動態の特徴と治療
- 脳血管障害例における勤労者リハビリテーションの現状と課題
- 勤労者医療における脳・心の発症に関する臨床的研究
- パソコンを用いた高次脳機能評価法の開発と勤労者の疲労度評価への応用
- 未破裂脳動脈瘤に対する積極的外科治療の必要性について : 動脈瘤の形状と壁の性状から
- くも膜下出血手術症例におけるStroke unitの効果 : 在院日数と医療費からの検討
- 脳動脈瘤破裂によるクモ膜下出血の手術成績と職場復帰
- 内頸動脈病変と虚血性眼疾患
- 脳・心疾患に共通した危険因子 - 動脈硬化の関連性について -
- Stroke unit の有用性と問題点
- 無症候性脳血管障害の外科的治療について : 無症候性内頸動脈狭窄症に対する頸動脈内膜切除術
- 脳卒中急性期リハビリテーションに関する研究 : Sroke unitにおけるリハビリテーションの重要性
- 第 2 頚神経の絞扼による bow hunter's stroke を呈した症例の外科治療
- 第 2 頚神経の絞扼による bow hunter's stroke を呈した症例の外科治療
- 第 2 頚神経の絞扼による bow hunter's stroke を呈した症例の外科治療
- 閉塞性頸動脈病変の外科的治療
- 脳神経疾患における経皮的内視鏡胃瘻造設術(PEG)の有用性
- 2.両側内頸動脈狭窄症に対する頸動脈内膜切除術
- 血栓性巨大椎骨動脈瘤の外科的治療
- 頸部内頸動脈狭搾の脳循環動態と対策
- バイパス手術を用いた海綿静脈洞部巨大内頚動脈瘤の治療経験
- 頚部頚動脈閉塞性病変に対する頚動脈血栓内膜摘除術
- 内頚動脈閉塞と中大脳動脈閉塞に対するSTA-MCA吻合術の follow up
- 指定発言-1 公的一般病院における脳神経外科の現状と将来構想
- 脳ドックにおける未破裂脳動脈瘤症例 - 外科的治療の現状と問題点について -
- 無症候性脳血管病変の画像診断と外科的治療
- 第 2 頚神経の絞扼による bow hunter's stroke を呈した症例の外科治療
- 治癒切除後に孤立性小脳転移した大腸癌の1例
- 脳動脈瘤クリッピング術の技量の継承
- 頸部内頸動脈のnear occlusionに対するSTA-MCA吻合術
- 無症候性頸動脈狭窄に対する内膜剥離術(CEA) : CEAの妥当性について
- Jellyfish sign (内頸動脈可動性 plaque)の病理とその臨床像
- 新しいアプローチ : B-flow による頸動脈・微小 floating plaque の検出
- 脳卒中患者の栄養管理とQOL
- B-flow により発見し得た微小 floating plaque の一例
- 超音波による脳動脈瘤手術における interhemispheric approach に対する手術支援
- 虚血型成人もやもや病の脳循環動態の特徴--動脈硬化性中大脳動脈閉塞症との比較
- Park bench positionのための上肢固定器具の開発 : 安全性と簡便性の向上を目指して
- 故島健先生を追悼して
- 第 2 頚神経の絞扼による bow hunter's stroke を呈した症例の外科治療
- 第 2 頚神経の絞扼による bow hunter's stroke を呈した症例の外科治療
- 第 2 頚神経の絞扼による bow hunter's stroke を呈した症例の外科治療
- 第 2 頚神経の絞扼による bow hunter's stroke を呈した症例の外科治療
- 第 2 頚神経の絞扼による bow hunter's stroke を呈した症例の外科治療
- 第 2 頚神経の絞扼による bow hunter's stroke を呈した症例の外科治療
- 第 2 頚神経の絞扼による bow hunter's stroke を呈した症例の外科治療
- 第 2 頚神経の絞扼による bow hunter's stroke を呈した症例の外科治療
- 第 2 頚神経の絞扼による bow hunter's stroke を呈した症例の外科治療
- 第 2 頚神経の絞扼による bow hunter's stroke を呈した症例の外科治療
- 第 2 頚神経の絞扼による bow hunter's stroke を呈した症例の外科治療
- 内頸動脈狭窄症に対する血栓内膜摘除術の術中モニタリング : 安全な手術のために
- 第 2 頚神経の絞扼による bow hunter's stroke を呈した症例の外科治療
- 第 2 頚神経の絞扼による bow hunter's stroke を呈した症例の外科治療
- STA-MCA吻合のMRA評価と血行動態の比較検討
- 第 2 頚神経の絞扼による bow hunter's stroke を呈した症例の外科治療
- 第 2 頚神経の絞扼による bow hunter's stroke を呈した症例の外科治療
- 未破裂脳動脈瘤の手術を安全に行うために-術中モニタリングの有用性-
- MR angiography とcine MRIによる頚部頚動脈分岐部の評価
- 脳ドッグと無症候性脳梗塞に関する研究
- 若年勤労者における長時間労働とメタボリックシンドロームの密接な関係 : 労災過労死研究
- 労働者における心理的苦悩と頚動脈の動脈硬化指標との関連
- パーソナルコンピューターを用いた反応時間による高次脳機能評価法の開発
- 頸部頸動脈閉塞性病変に対するT-字型シャントを用いた 頸動脈血栓内膜摘除術
- T型シャントシステムを用いた内膜剥離術
- 頸動脈病変治療の諸問題 頸部頸動脈閉塞性病変に対する血栓内膜摘除術の検討-臨床病態生理学的所見と長期予後から-
- 当科における頸動脈血栓内膜摘除術(CEA)と手術成績
- 各種脳血流測定法の特徴
- 電磁血流計による頭蓋内単一脳動脈血流測定とその応用
- 脳卒中急性期から亜急性期にかけての半側空間無視の臨床経過と予後予測
- 成人モヤモヤ病に対するSTA-MCA吻合術の脳循環動態に及ぼす影響 : 組織スペクトル分析装置を用いて
- 頚動脈血栓内膜摘除術の経験
- バルプロ酸坐薬の使用経験 : 特に投与方法について
- 急性心筋梗塞患者における性格特性と冠動脈病変の再発(ステント再狭窄)との関連
- わが国の Stroke unit におけるリハビリテーション
- TCDを用いた血流速度とIA-DSAを用いた脳循環時間測定によるクモ膜下出血後脳血管攣縮の比較検討
- 頚動脈血栓内膜摘除術後の脳循環動態 : Transcranial Doppler による Cerebral Hyperperfusion の評価
- Acetazolamide 負荷試験からみた脳血管反応性と脳血管障害のリスクファクター : TCDとXe-CTによる評価
- 脳神経外科手術中portable type DSA の使用経験
- 頸部椎骨動脈起始部病変の再建(脳動脈の再建術)
- 頸動脈内膜剥離術(CEA)の術中超音波エコー検査の有用性
- 勤労者における年間残業時間と高血圧, 脂質異常症, 糖尿病保有状況の関係 : 労災過労死研究