数と計算・数と式
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概要
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算数・数学教育における「数と計算」及び「数と式」領域の指導内容に焦点を当てて, わが国における戦後の変遷を学習指導要領の改訂に即して整理するとともに, 主な変更点について考察を行った結果, 主として次の3点が明らかになった.(1)昭和20年代の「生活単元学習」時代と昭和30年代の「系統学習」時代との間には, この領域の指導内容と指導時期についてかなりの相違がみられる.(2)昭和33年の学習指導要領に示された内容がその後の平成元年までの原型となっていたが, このたびの改訂により, 数の計算が軽減され, 小数・分数の導入と計算が1年引き下げられ, 文字式が中学校に移行統合される形になっている.(3)中学校・高等学校での不等式・方程式の取り扱いは, 今日徐々に軽減されてきている.
- 2000-07-01
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