扇だたみ葉を持つココヤシの特性
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概要
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扇だたみ状の葉身を持つ'Plicata'ココヤシの特性を, 普通品種の'Laguna Tall'と比較して調査した.'Plicata'では, 葉身は羽状に分れず, 小葉がお互いに合着・融合していた.部分的に独立した小葉が見られるが, 羽片融合した小葉の出現頻度は著しく高く, 81%〜92%であった.合着・融合のパターンは対峙する左右の小葉間で異なっていた.葉における形態変化を除けば, 調査した他の形質はほぼ'Laguna Tall'と同様であり, 幹の太さ, 葉痕間隔, 葉の大きさ, 小葉数とその大きさの分布には有意な差が認められなかった.
- 日本熱帯農業学会の論文
- 1994-06-01
著者
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