ポリオキシエチレンソルビタン ^<14>C-モノオレートのタバコおよびインゲン葉での挙動
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概要
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界面活性剤の一種であるポリオキシエチレンソルビタンモノ脂肪酸エステル(脂肪酸 : オレイン酸)は, Tween 80^[○!R]として広く知られている.オレイン酸部を^<14>Cで標識した当該界面活性剤をタバコおよびインゲン豆の葉表面に処理し, ^<14>Cの挙動を調べた.放射活性は処理部のみに局在し, 未処理部への移行は観察されなかった.ジメチルスルホキシド, イソブチルアルコール, またはアセトンをおのおの1%の割合で添加しても, 処理部から未処理部への移行は助長されなかった.処理部の葉表面を水洗すると, 大部分の放射活性は水とともに回収された.一方, 未回収の放射活性はワックス画分と細胞画分に分布していた.ミクロオートラジオグラフィーを用いて, 処理部直下のどの組織部位まで^<14>Cが移行しているかを検討した結果, 葉表面に処理された^<14>Cは, クチクラ層を通過し表皮組織層にまで到達していることが観察された.
- 日本農薬学会の論文
著者
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竹野 恒之
Kao Corporation
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杉村 順夫
Tochigi Research Laboratories, Kao Corporation
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杉村 順夫
花王株式会社, 栃木研究所
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杉村 順夫
花王(株)栃木研究所
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杉村 順夫
Tochigi Research Laboratories Kao Corporation:(present Address)pilipinas Kao Inc.
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