ココヤシ品種'Spicata'の特性
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概要
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ココヤシ品種'Spicata'は花序の1次分枝を欠き, 主軸に多数の雌花を着生する.収集した'Spicata'を北ミンダナオ島で育成し, 早晩性, 雌花の着生数, 花序の出現数, 果実の収量, コプラ重, コプラの脂肪含量とその脂肪酸組成について調べた.1花序に着生する雌花数は著しく多いが, 結実率が低く成熟果実まで発達する数は限られていた.平均して, 花序当り125個の雌花が着生して, 4.5個の果実しか収穫できない.この特徴を除けば, 他の特性は普通品種である'Laguna'と顕著な差がなかった.'Spicata'の個体当りの年間油脂生産量は10〜15kgであると推定される.
- 日本熱帯農業学会の論文
- 1993-12-01
著者
-
鎌田 信夫
ピリピナス花王
-
杉村 順夫
花王株式会社, 栃木研究所
-
ロカット デモクリトA.
モラツ試験農場
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サルド クリスティーンD.
モラツ試験農場
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セニーサ ミルナS.
ピりピナス花王
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杉村 順夫
花王(株)栃木研究所
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