パッションフルーツの花粉発芽並びに花粉管伸長に関する培地の条件および花形態別の花粉発芽試験
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概要
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パッションフルーツの花粉発芽に好適な人工培地の探索と人工培地による花形態別の花粉発芽性について実験した.基本培地の組成は寒天2%, 蔗糖30%, ホウ酸0.02%, 硝酸カルシウム0.10%とし, その培地上に柱頭圧搾汁を塗布した.1.発芽率のもっとも高い培地のpHは4.0で, 次いで4.5であった.pH3.0では発芽は殆んど認められなかった.2.果糖とブドウ糖の花粉発芽への効果は蔗糖に比較して著しく低かった.3.結実しない柱頭直立型の花の花粉も完全花の花粉に匹敵する稔性があり, 受粉花粉として使用することが可能であることが認められた.
- 日本熱帯農業学会の論文
- 1991-06-01
著者
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