単板カラービデオカメラ用新輝度信号生成方式(<論文小特集>固体撮像とその関連技術)

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概要

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近年, VTRなどの映像機器のディジタルが進んでいる.ディジタル化された映像機器の性能に見合ったカメラの高画質化を実現する必要がある.現在, 主流となっている色差線順次方式の単板カラーカメラに関して, 画像の局所的な領域における色信号と輝度信号の比率の相関性を利用した高周波成分の減衰の少ない輝度信号生成方式を検討した.従来提案されていた方式は, 無彩色の被写体に対してのみ解像度向上の効果があったが, 筆者等が提案した方式は, 着色した被写体に対しても解像度向上の効果がある.また, この方式について, 基本動作を画像シミュレーションにより確認し, 演算ビット数の最適化, ディジタルフィルタのタップ数, タップ係数の最適化なども画像シミュレーションにより検討した.さらに, 画像シミュレーション結果をもとに試作したハードウェアにより解像度向上の効果を確認した.
社団法人映像情報メディア学会の論文
1994-02-20

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