車載カメラによる路面状態検出方式の検討

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概要

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筆者らは, 自動車の危険を回避する制御システム等の精度向上に有効な道路情報を提供するために, 自動車が最も走行することが多いアスファルト路面を対象に, 走行前方を撮像するために車に搭載しているCCDカメラを利用して実時間で路面状態の検出が可能な方式について検討を行った.本方式は, 輝度信号の低輝度部を基準とした平均絶対偏差から路面の光沢度を検出し, 光沢度に応じて路面の状態を検出するものである.また, 本方式は複雑な計算式を用いないためハードウェアによる実現化が容易であり, 実時間での検出が可能である.本論文では走行中の車載カメラから得られた画像を用いて路面状態の検出を行う方式を提案し, 本方式による有効性が確認できたので報告する.また, 画像シミュレーションによって高速走行時における有効性も確認できたので併せて報告する.
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-10-25

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