画像合成による超広角撮像方式(<論文特集>次世代画像技術)

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概要

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情報取得のために人間の視野と同等の広視野画像への要望が高まっている.従来から広角な画像を得る方法として, 広角レンズを使用する方法と画像を合成する方法が用いられている.しかし, 広角レンズを用いた場合は, 周辺部の歪みが大きく高価格であり, また従来の画像合成では, 被写体とカメラの距離が充分離れているなど特別な条件下以外では合成部分で不連続が生じた.今回, 被写体とカメラの位置関係によらず, 常に良好な広視野画像を得る画像合成方法の検討を行った.これは, 中央部に設置したカメラを設置面に垂直な軸を中心として左右に回転させ2画像を撮影し, それぞれの撮影領域の形状に応じて画像を変換し, 中央の単一の視点から見た場合と同等にするものである.この方法を画像シミュレーションを行って確認した結果, 単一の視点で見た場合と同様の視認性の良好な広視野画像を得ることができた.
社団法人映像情報メディア学会の論文
1994-10-20

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