電波伝搬によるテレビ放送波の位相変動の測定
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概要
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テレビ放送チャンネルの有効利用を図る方法に, テレビ同期放送方式がある.しかし, 同期放送では搬送波の位相が変動すると, 混信保護比の改善効果が薄れる.そこで, 実際にテレビ放送波の位相変動を測定し, 電波伝搬による変動と初めから放送波に含まれる変動とに分離して検討を行った.その結果, 長距離の伝搬であっても, 見通し内伝搬であれば, 伝搬路で加わる変動はわずかであること, 見通し外伝搬では, 伝搬路上で位相変動が付加されることが明らかになった.次に, 同期放送で許容される位相変動について検討を行い, 測定された変動が同期放送に支障をきたす恐れのないことを明らかにした.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1991-03-20
著者
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