相変化光ディスクの高密度化技術の方向
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
相変化光ディスクはアモルファス(非晶質)状態のマークと結晶状態の間の反射率の変化を検出して信号再生を行う。この特徴により、凹凸ピツトからの反射率変化を検出する再生専用の光ディスクであるCD-ROM, DVD-ROMと両方扱えるドライブシステムが可能になる。現在製品化されている相変化光ディスクの記録密度は、0.6Gbit/in^2であるが、薄型ディスク基板(0.6mm)の採用、大きい開口数(NA=0.6)の光学系の適用、さらにランド/グルーブ記録およびPWM(Pulse Width Modulation)の記録方式の導入により、2.6Gbit/in^2の記録密度の向上が可能である。相変化記録膜(GeTe-Sb_2Te_3-Sb)の光学定数のレーザ波長依存性を調べた結果、青色レーザ(λ=430nm)の短波長までの応答性があり、将来この波長の適用により、現在の10倍以上(7Gbit/in^2----10Gbit/in^2)の高密度化拡張性が見込まれている。
- 1996-10-04
著者
-
大野 鋭二
松下電器産業
-
大野 鋭二
松下電器産業(株)情報機器研究所
-
秋山 哲也
松下電器産業株式会社光ディスク開発センター
-
長田 憲一
松下電器産業(株) 光ディスク開発センター
-
太田 威夫
松下電器産業
-
長田 憲一
松下電器産業株式会社光ディスク開発センター
関連論文
- EBカッテイングによる2層/50GB-ROMディスク(光記憶および一般)
- EBカッティングによる2層/50GB-ROMディスク
- TeOxベース材料を用いた熱記録フォトリソグラフィー技術
- TeOxベース材料を用いた熱記録フォトリソグラフィー技術(光記録及び一般)
- TeOx ベース材料を用いた熱記録フォトリソグラフィー技術(光記録及び一般)
- Te-O-Pd系記録材料を用いた高倍速追記型2層Blu-ray Disc の開発(光記録技術,一般)
- 透過率バランス構造を有する書き換え型2層相変化光ディスク(画像記録装置および一般)
- 透過率バランス構造を有する書き換え型2層相変化光ディスク
- 書換え形2層ディスク用高速相変化材料
- 書換え形2層ディスク用高速相変化材料 (光記録・情報記録材料,一般)
- 書換え形2層ディスク用高速相変化材料 (光記録・情報記録材料,一般)
- 青紫色レーザによる書換形2層相変化光ディスク
- 昇温バランス構成相変化光ディスクの高サイクル化
- TeO_x-Au薄膜の結晶化に及ぼすAuの添加効果
- EBカッティングによる2層/50GB-ROMディスク
- TeOxベース材料を用いた熱記録フォトリソグラフィー技術
- TeOxベース材料を用いた熱記録フォトリソグラフィー技術
- TeOxベース材料を用いた熱記録フォトリソグラフィー技術
- 1)相変化光ディスクの高密度化技術の方向(画像情報記録研究会)
- 相変化光ディスクの高密度化技術の方向
- 相変化光ディスクへのPWM記録再生におけるジッターの低減 : マルチパルス条件とマーク長さ
- ビットカプセルグルーブを有する相変化光ディスクの記録特性に関する研究
- 相変化光ディスクによる書換え型DVD (特集/メモリデバイス) -- (光ディスクメモリ)
- 相変化光ディスクの高密度化技術の方向
- マルチメディアに進化する相変化光ディスク技術
- 7)相変化光ディスクの構造と消去比 : 光吸収補正および徐冷構成による高線速条件下での消去比の向上(画像情報記録研究会)
- 相変化光ディスクの構造と消去比 : 光吸収補正および徐冷構成による高線速条件下での消去比の向上
- 相変化メモリーのDVD光ディスクヘの展開
- 光記録媒体(1)相変化光記録媒体
- 昇温バランス構成相変化光ディスクの高サイクル化
- 光メモリー用アモルファス薄膜