化学物質の生分解度試験に関する研究(第1報)発生CO_2測定法(GC法)を用いた陰イオン界面活性剤の生分解度試験法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
A new technique for measuring the rate and degree of ultimate biodegradation (biodegradation to CO_2,H_2O, and inorganic compounds) of anionic surfactants in water was investigated. Test solution (1700 ml) was incubated in a 3200 ml reaction vessel sealed with a rubber stopper at 27°under aerobic condition. A given anionic surfactant was biodegraded to CO_2 ; this CO_2 was divided according to Henry's law between the liquid phase and the gas phase in the reaction vessel with a constant proportionality. If the CO_2 content in either the gas phase or liquid phase is determined, it is possible to calculate the total CO_2 content by using a constant propotionality. Therefore, the CO_2 content in the gas phase was determined by gas chromatography and the percentage of theoretical CO_2 production was calculated. In the second step of this study, a new biodegradation index for estimating the ultimate biodegradability of anionic surfactants was studied. This index was calculated from the equation, Biodegradation index=B/A, where A indicates the theoretical CO_2 production of glucose (in %) and B that of an anionic surfactant. If the anionic surfactant is as readily biodegradated as glucose, the theoretical CO_2 production will be the same for the two and the index is a unity. An index will be below 1.0 when the surfactant is less readily biodegradated than glucose. Thus, biodegradation index will be useful not only in the estimation of the ultimate biodegradability of an anionic surfactant but also in the comparison of different anionic surfactants in terms of ultimate biodegradability.
- 社団法人日本薬学会の論文
- 1976-10-31
著者
-
伊藤 伸一
神奈川県衛生研究所理化学部
-
伊藤 伸一
神奈川県衛生研究所 理化学部
-
宇都宮 暁子
神奈川県衛生研究所
-
宇都宮 曉子
神奈川県衛生研究所
-
内藤 昭治
神奈川県衛生研究所
-
節田 節子
神奈川県衛生研究所
-
節田 節子
神奈川県衛生研究所環境化学科
-
伊藤 伸一
神奈川県衛生研究所
-
節田 節子
神奈川県衛研
関連論文
- トウモロコシ加工食品からのイオン交換樹脂タイプキットを用いたDNA抽出精製法の検討
- 高速液体クロマトグラフィー/タンデム質量分析法による畜水産物中動物用医薬品スクリーニング分析法(安心と安全に役立つ分析化学)
- 3,5-ジニトロ安息香酸エステル誘導体とするアルキル硫酸エステルナトリウムの定量
- 環境試料中の直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムの定量
- 学校環境衛生に対する濾紙捕集式塵埃計の利用について
- 電解塩素滅菌機によるプール水の自動連続消毒効果について
- 高速液体クロマトグラフィー/タンデム型質量分析計による農産物中の残留農薬一斉試験法の検討 (食品と医薬品の安全・安心に関する調査研究)
- 化学物質の生分解度試験に関する研究(第1報)発生CO_2測定法(GC法)を用いた陰イオン界面活性剤の生分解度試験法
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩及びその陽イオン界面活性剤とのコンプレックスの河川底質への吸着と河川水中での生分解特性
- ピレスロイド系殺虫剤およびその共力剤(1, 1'-オキシビス[2, 3, 3, 3-テトラクロロプロパン])のAmes変異原性
- 防虫・防ダニ家庭用品中のピレスロイド系農薬 : 共力剤及び忌避剤の分析と変異原性
- 水泳プ-ル水の水質項目間の関係
- プ-ル水中のトリハロメタン,クロロピクリン,全有機ハロゲン化合物(TOX)について
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS), アルキルフェノールポリエトキシレート, それらの分解生成物及びLASコンプレックス(LAS-C)の環境毒性評価
- 非イオン界面活性剤に関する最新の動向
- 手作り石けんの有機汚濁負荷
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS)に関する研究(第3報)水環境中のLAS及び陽イオン界面活性剤の濃度分布と挙動
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS)に関する研究(第2報)下水道終末処理場におけるLASの挙動
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS)に関する研究(第1報)相模川河口域底質中のLASについて
- 原子吸光法によるポリオキシエチレン系非イオン界面活性剤の定量
- O-(2,3,4,5,6-ペンタフルオロベンジル) ヒドロキシルアミン含浸シリカゲルを充填したパッシブサンプラーによる室内環境中のアルデヒド類の測定
- チウラム標準溶液保存時の濃度減少について
- 外部精度管理実施機関における共通試料の品質管理について
- 固相抽出-GC/MS法を用いたエストロゲンの分析
- 塩素処理した下水細菌培養液中に生成する変異原物質
- 続・農薬13成分の混合溶液中での安定性の検討 -農薬13成分の標準混合溶液は冷凍庫保存で13ヶ月安定だった-
- 固相マイクロ抽出(SPME)/GC-MS法を用いた農薬の分析
- 固相抽出/GC-MS法を用いたDDT類の分析
- 農薬13成分の混合溶液中での安定性の検討
- 固相抽出/GC-MS法を用いたトリクロルホン(DEP)の分析
- ポリ(3-ヒドロキシ酪酸)(PHB)の生分解性とその分解中間体塩素処理生成物の検討
- 固相抽出/高速液体クロマトグラフィ-を用いた水中のシマジン,チウラム,チオベンカルブの同時分析法の検討
- 液-固抽出(固相抽出)/ガスクロマトグラフィ-を用いた水中農薬の簡易定量法とその実態調査への応用
- 好気条件下における界面活性剤の生分解性の比較
- 好気及び嫌気条件下における界面活性剤の究極的生分解
- 嫌気条件下における界面活性剤の生分解性の比較
- 嫌気条件下における生分解試験方法とそのアルキル硫酸ナトリウムへの応用
- 化学物質の生分解度試験に関する研究-3-カチオン/アニオン界面活性剤-複合体の生分解性
- 水中の残留塩素測定の検討--Dietyl-p-phenylenediamine(DPD)法とo-tolidine(OT)法の比較
- 河川水中でのエストロゲン及びその抱合体の生分解性
- 河川水中のエストロゲン及びその抱合体の分析
- 高速液体クロマトグラフィーによる水中ハロゲン化ピレンの定量
- 底質中のポリオキシエチレン系非イオン界面活性剤の含有量
- 高速液体クロマトグラフィーによる河川水中の蛍光増白剤の定量
- 水中ピレンの塩素化反応によるモノクロロピレン及びジクロロピレンの生成
- ピレン水溶液の塩素処理で生じるモノクロロピレンと残存ピレンの微分蛍光光度法による同時定量
- アンバーライトXAD-4樹脂吸着-微分分光蛍光光度法による水道原水中の低レベル(〜10^g/l)のベンゾ(α)ピレンの定量法
- 微分分光蛍光光度法による河川底質中の多環芳香族炭化水素の定量
- 河川底質中のタール簡易迅速測定法
- 河川底質中の多環芳香族炭化水素の簡易迅速分析法
- 河川水のAmes 変異原性試験におけるディスク型固相吸着剤の適用
- 有害ガスによる公害の衛生化学的研究XII : アルカリろ紙法の若干の考察
- 有害ガスによる大気汚染の研究(XII) : 大気中の塩素イオンの測定例.附塩化水素の忍容度
- 入れ換え式プールと循環ろ過装置の取り付けについて
- 259 食肉中の残留農薬検査について(予報)(公衆衛生学分科会)(第72回日本獣医学会記事)
- LC-MS/MSを用いた監視項目新規指定農薬同時分析法の検討
- 有害物による公害の衛生化学的研究(第3報) : 原子吸光光度法によるカドミウム定量法の検討
- 有害物による公害の衛生化学的研究(第2報) : ジチゾン法によるカドミウム定量法の検討
- 公衆用水の水質に関する衛生化学的研究(V) : 亜硝酸性窒素共存下における硝酸性窒素の定量法の改良
- 室内空気中アルデヒド類測定のためのPFBOA法の有用性
- Air Toxics管-ポンプ法およびCarbopack B管-拡散法による室内空気試料の採取と加熱脱着-GC/MSシステムによる揮発性有機化合物の測定
- O-(2,3,4,5,6-Pentafluorobenzyl)hydroxylamine含浸シリカゲル捕集-溶媒抽出ガスクロマトグラフ法による室内空気中のアルデヒド類の定量
- 水道水における変異原性の特徴
- ガスクロマトグラフィーによる排ガス中のフェノールおよびクレゾール類の定量方法の検討とその除害方法のモデル実験結果
- ジチゾンベンゼン法による水銀の定量法
- 有害ガスによる公害の衛生化学的研究(第13報) : 空気中のアンモニア定量法の検討
- クロラニル酸バリウム法についての若干の改良
- 有害ガスによる公害の衛生化学的研究X : 硫化水素吸収液の改良および定量法の検討
- 有害ガスによる公害の衛生化学的研究(VII) : 検知管の検定方法に関する研究(その3)二酸化窒素, 二酸化イオウ, 硫化水素, 塩素, アンモニア, 二酸化炭素
- 有害ガスによる公害の衛生化学的研究(VI) : 検知管の検定方法に関する研究(その2) : n-ヘキサン検知管, シクロヘキサン検知管
- 有害ガスによる公害の衛生化学的研究(V) : 検知管の検定方法に関する研究(その1)水銀検知管
- 有害ガスによる公害の衛生化学的研究(IV) : 排ガス中の二酸化窒素の除去法の研究(その1)アンモニアによる除去法
- 有害ガスによる公害の衛生化学的研究(III) : 排ガス中の二酸化窒素の除去法に関する基礎的研究
- 有害ガスによる公害の衛生化学的研究(II) : ろ紙法によるイオウ酸化物, 窒素酸化物および塩素イオンの大気汚染度測定結果
- 好気及び嫌気条件下における界面活性剤の究極的生分解
- 化学物質の生分解度試験に関する研究 (第3報) : カチオン/アニオン界面活性剤-複合体の生分解性
- 化学物質の生分解度試験に関する研究 (第2報) : 発生CO2を指標とした界面活性剤の生分解性の検討
- 室内空気中アルデヒド類測定のためのPFBOA法の有用性
- Air Toxics 管-ポンプ法および Carbopack B 管-拡散法による室内空気試料の採取と加熱脱着-GC/MSシステムによる揮発性有機化合物の測定
- 手作り石けんの有機汚濁負荷
- 酸化チタン光触媒空気清浄機による室内空気中の揮発性有機化合物の除去効果
- 横浜市内の大交通量地点街路上における自動車排ガスよりの大気汚染物質