帯域区分による広帯域・低雑音指向性マイクロホンシステムの実現

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概要

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ハンズフリー音声認識装置は、人ごみ,車中などの背景雑音によって、その認識率が著しく低下する。このような問題を解決するには、システムの入力部で高S/N確保する必要がある。それ故、各種の音声入力マンマシンインターフェースにおいては、広帯域・狭角指向性マイクロホンシステムの実現が課題となっている。マルチマイクロホンシステムにおいて、良好なビームフォーミングの実現に対して周波数上限,そして固有雑音とマイク感度のバラツキの特性劣化の周波数下限が存在する。本研究は、それら問題点を帯域区分法によって解決を図り、広帯域にわたり安定な単向指向特性の実現を目ざしている。そこで本文では3マイク積分方式に、この帯域区分法適用して低固有雑音で、マイク感度のバラツキの指向性パターンの劣化の少ない、かつ広帯域の単向指向性マイクロホンシステムが実現可能なことを示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
2002-08-15

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