超音波による洪水時の河川流量計測の定量的検討
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概要
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合理的な治水計画を立てるためには,洪水時の河川流量・流速を連続的に計測する必要があるが,現在まで有効な方法はない.本報告の目的は超音波を用いて洪水時の河川流量を計測するときの,音波伝搬特性の定量的検討である.洪水時に発生する浮遊土砂,気泡などの影響によるものと思われる音波の減衰は,音波を洪水観測に利用する場合の最大の問題と考えられる.これまでさまざまな状況での河川の音波伝搬状況を連続的に観測することを目的に河川に計測装置を設置し観測を行ってきた.本報告では降雨による洪水,融雪出水による洪水時の音波伝搬状況,流速欠測要因について検討し,その現象を定量的に考察した.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-08-20
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