浅海域における海底・海面反射波の伝搬特性の検討
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概要
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浅海域の海洋情報を長期連続計測する観測技術として浅海域海洋音響トモグラフィーの開発が行わわている。浅海域では海底・海面で反射しながら音波が伝搬するため,反射波の特徴を把握することが重要である。本報告では,浅海域において行った伝搬実験の結果より,伝搬音波の変動特性を検討した。受波信号から振幅,位相の変動を同時に把握するために,信号を復調後,複素平面上に直交表示し,定性的な特徴を明らかにした。海面反射波の振幅特性はライス分布によく従っており,ライス分布を用いれば,海面反射波内の規則的な成分と不現則的な成分のエネルギー比を定量的に評価できることはわかった。以上より,浅海域における伝搬音波の変動特性を定量的に把握する見通しを得た。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-01-21
著者
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