(2) Volume Renderingh 法による 3 次元画像表示(ミニシンポジウム (II))

概要

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局所脳血流SPECT画像の3次元化を試みた結果, 半定量的に画像を処理することにより病変部の位置決定および機能異常分布を可視化的に表現することができた.また, 2次元画像で盲点となる部位の評価を多種多様な角度表現が可能な3次元画像構築することにより, 明確な場所の把握が可能となった.Fig.6に示すように, 形態画像と機能画像とを3次元的に合成することにより形態画像から得られる脳の解剖学的位置関係と機能画像情報から得られた脳のViabilityが可視化できかつ, 立体的に観察することが可能である.また, 医者側と患者側とのインフォームド・コンセントが社会的にも注目されている現在, 両者にとって理解しやすい診断領域での医用3次元画像の必要性は依然にも増して高まっている.しかし, 残念なことに処理方法や表示方法ではほとんど完成されているものの, 実際に臨床的ルーチンワーク化にはまだまだ時間がかかりそうである.今後, ファジー理論, 人工現実感(Artifical Reality)などの処理技術をもたせることにより医用3次元画像処理はさらに発展し, 広く普及することが十分期待できる.最後に発表の機会を与えて下さった藤田透分科会会長, 木下富士美座長に感謝致します.
公益社団法人日本放射線技術学会の論文
1992-10-01

(2) Volume Renderingh 法による 3 次元画像表示(ミニシンポジウム (II))

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