英文書の圧縮方式に関する一検討及びその応用

概要

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メッセージを効率良く伝送する方式は極めて古い議論であり,情報の冗長度圧縮の原点である.伝送系における符号圧縮の手法や理論は一応確立されていると考えられているが,過去のリアルタイム伝送系にまし,近年コンピュータネットワークや電子化された文書の普及により従来では考えられなかった問題が生じつつある.すなわち,近年,広域に渡って,ネットワークの接続が可能となり,様々な情報が洪水のように入ってくるようになった.それと同時に,文書の電子化が進んでいき,電子出版という新しい文書の出版形態が生まれ,従来の出版メディアを脅かすような動きがでてきた.このような中,各ユーザが所有する記憶装置の容量は限られているものであり,ユーザ側には,大量に流入してくる電子化された文書を効率よく蓄積する必要が生まれ始めてきた.また,各ユーザは,電子化された文書全てに対して,検索等の処理を行なうことは非常に困難となってきている.本稿では,このような問題に対し,電子化された文書,特にここでは,英語の文書を素材として,情報を圧縮し,かつその応用として検索する手法についで検討する.
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-09-05