難視聴地域のディジタルCATV構築とギガビットネットワーク

概要

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放送の難視聴・電波障害対策型CATVは全国各地に点在して局所的に敷設され、対象とする世帯数は数百万世帯に達する。この形態のCATVは、現行テレビ放送を鮮明に見えるようにすることが目的であり、約10チャンネル程度の再送信サービスを行うもので、規模も比較的小さく設備投資も少額となるため特に経済性が求められる。一方、BSディジタル放送、地上波ディジタル放送といった、放送ディジタル化の大きな流れがある。しかし、この議論においては、難視聴対策型CATVへの対応は十分に検討されていない。そこで本研究では、難視聴対策型CATVを想定し、これをディジタル放送対応とすると共にギガビットネットワーク等の高速で広域にサービスするネットワークによって連携することにより、局所地域に限定されない次世代の情報インフラを比較的安価に構築するための技術を確立することを目的とする。そして、オーディオ・ビジュアル情報を中心とした次世代大容量ディジタルコンテント伝送システムを実現しようとするものである。
2000-11-02