制約付重みづけDEA法の通信事業体効率分析への適用
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概要
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企業体の相対的効率性評価において、DEA法(Data Envelopment Analysis)の適用が注目されている。DEA法の特徴は事業体を多入力・多出力システムととらえ、総合的な相対評価尺度と効率的となるための改善目標を与えることにある。通信事業においても、いくつかのDEA法適用事例が報告されてきている。これらは主に、DEA法の代表的モデルであるCCRモデルを利用している。しかしながら、DEA法の実問題への適用においては、CCRモデルは特定の項目を無視した評価を行う可能性があり、説得性に欠けるという批判がある。これに対して、入出力項目のウェイトに対して制約を付加することで、この点を克服したモデル(領域限定法)が提案されている。本検討では、通信事業体の効率性を領域限定法を用いて評価し、CCRモデルとの評価結果と比較しながら効率性に関する考察を行う。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-05
著者
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