簡易通信機能付加ミリ波レーダセンサー

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概要

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近年、高速自動車道路における走行車の安全性向上のため前走する車との車間距離測定を行い、衝突防止あるいは警報表示などを行うミリ波レーダセンサーの開発実用化が進められている。しかし、より安全性を確実なものにするには前走車が自車走行レーン上にあるかの識別が必要となり、特に道路がカーブしている場合に問題となる。これを解決するため、ビデオカメラを用いて複数の前走車から自車走行レーンを走る前走車を識別するシステムが検討されている。しかし、これは複雑な信号処理技術が要求され、また、全天候型は困難である。今回我々は、ミリ波レーダセンサーに簡易な通信機能を付加し、距離測定とともに前走車との交信を行い、IDコード等を受信することにより複数の前走車を織別可能なレーダセンサーを考案したので、それについて報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-08-13

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