三層媒質装荷有限長・半無限長平行平板導波管から形成されるキャビティのレーダ断面積の比較
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概要
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導波管キャビティによる電磁波の散乱に関する解析は,標的の形状認識の分野において重要な研究課題の一つである.筆者らは先の論文[1]において,有限長平行平板導波管から形成される方形キャビティの内部に三層媒質を装荷した形状を取り上げ,平面波の2次元回折問題をWiener-Hopf法により厳密に解析した.更に文献[2],[3]において,の有限長導波管キャビティ終端の直角コーナー部分に半無限平板を付加した形状を考え,平面波の回折問題をWiener-Hopf法により解析した.本論文においては,上記二つの導波管キャビティによる回折問題を再考し,レーダ断面積(radar cross section;RCS)に関する数値計算結果を比較することにより,キャビティの外部形状の相違が後方散乱特性に与える影響について考察する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
-
小林 一哉
中央大学理工学部
-
越川 正一
アンテナ技研(株)研究所
-
百瀬 武志
中央大学理工学部電気・電子工学科
-
越川 正一
中央大学理工学部電気・電子工学科
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小林 一哉
中央大 理工
-
越川 正一
株式会社ヨコオ
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