ワイヤレスカード用簡易変調方式

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概要

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近年、2.45GHz帯を用いたワイヤレスカードの開発研究が進み各分野への利用、実用化が試みられている。特に、料金徴収に関連するシシテムヘ応用する場合、カードとべース側送受信器との間に高信頼性のデータ伝送を簡易な方式で実現しなければならない。現在、国内電波法に割当られている2.45GHz帯のワイヤレスカードシステムはカードを応答器、ベース側送受信器を質問器とし、応答器からのデータ伝送は、質問器からの電波を応答器側で変調し、これを再送信する反射方式である。この場合、質問器側検波方式はホモダイン方式となるが、この方式では質問器、応答質問の距離により不感帯が発生し高信頼度のデータ伝送を行うためには伝送効率を犠牲にする必要があった。本報告はワイヤレスカードに適合する簡易な方式で不感帯を解消し料金徴収関連のワイヤレスカードに必要な高信頼度データ伝送を実現し得る変調方式について述べる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-09-26

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