超高速MRIにおける静磁場オフセットに起因する偽像の除去
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概要
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MRI(磁気共鳴イメージング)の撮影法の1つであるEPI(Echo-Planar Imaging)法は,1画像あたり数十msでの撮影が可能な超高速撮影法であり,最近,脳機能計測にも用いられている.EPIでは,MR信号を計測する際に検波用参照波の周波数と磁気共鳴周波数にずれ(静磁場オフセット)があると,偽像が生じる.周波数ずれは,静磁場不均一や調整不十分のため発生する.このような偽像は,Spin Echo法など通常の計測方法では発生せず,これまで特に問題にはならなかった.本稿では,この静磁場オフセットに起因する偽像の除去手法を提案し,計算機シミュレーションと実機実験により,その有効性を確認する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-26
著者
-
平田 智嗣
(株)日立製作所中央研究所
-
谷口 陽
(株)日立製作所中央研究所
-
山本 悦治
(株)日立製作所中央研究所
-
山本 悦治
(株)日立メディコ技術研究所
-
小野寺 由香里
(株)日立製作所中央研究所
-
鍋島 貴之
(株)日立製作所中央研究所
-
谷口 陽
日立製作所中央研究所
-
小野寺 由香里
日立製作所
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