MRI画像シミュレータを用いた振幅変調RFバースト法の画像再構成方法の検討
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概要
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MRI(磁気共鳴イメージング)の撮影法の一つであるバースト法は,傾斜磁場を高速に反転しないため,特別な傾斜磁場発生装置が不要な超高速撮影法として注目されている.この方法では,連続した複数のRFパルスによって磁化励起を行うため,撮影対象の一部の磁化しか励起されず,SN比が低下するという問題があった.SN比を向上するには,RFパルス列の位相を変調する方法と振幅を変調する方法が考えられる.しかし,位相変調法では一部の磁化が励起されずに残るという問題がある.一方,振幅変調法では,エコーも同様に振幅変調されてしまい,画像化が容易でないため,これまで検討がなされていなかった.そこで,本報告では,エコー強度を補正する画像再構成方法を提案し,振幅変調法が実現可能であることを示す.補正法の有効性はMRI画像シミュレータを利用して確認した.そして,実機にて良好な画質の画像を得た.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18
著者
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