携帯電話用超小型積層プレーナフィルタ

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概要

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携帯電話端末小型化に対応する誘電体フィルタとして、最近同軸型に代る平面構造の積層プレーナフィルタが注目されている。積層プレーナフィルタは、段間結合容量を設けることにより、電界結合と電磁界結合の組合せで伝達特性に減衰極を形成できる[1]。今回、積層プレーナフィルタを従来の2分の1に小型化することを試みた。ところが小型化に伴い、容量電極パターンの形状や接続位置に制約が生じる。そのため[1]で取り扱った等価回路を実際の電極パターンに対応したより正確な表現に変更することが必要となる。本報告では、フィルタ等価回路上での段間結合容量電極の厳密な表現法を検討し、小型化設計で留意すべき点を明かにする。また、試作した超小型積層プレーナフィルタについて報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-09-26

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