相互抑制回路の刺激 : 応答特性
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概要
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神経回路網における神経細胞の連絡様式の一つである相互抑制型の神経回路(以後,相互抑制回路とかく,図1)の振る舞いが数式モデルや電子回路モデルを用いて研究されている.この回路では神経細胞の疲労を考慮すると交番バーストが発生すること,あるいは遅いシナプスと速いシナプスを介して神経細胞モデルを結合すると交番バーストが発生することが示されている.また抑制が弱いときは両方の神経細胞モデルが興奮し,抑制が強いときは一方のモデルのみが興奮することが報告されている.本稿では上記の研究とは異なり,2つの抑制性刺激の持続時間を異なる値に設定することにより,周期パルス刺激の周期に依存して様々な応答パターンが発生することを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18
著者
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