並列分枝限定法に対するビジュアリゼーションシステム

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概要

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分枝限定法は, 組合せ最適化問題の解法として適用される計算手法の一つである. ところが問題の規模が大きくなると, この解法の振舞いは複雑になり, 実行時間が指数関数的に増加する. このため, 分枝限定法の並列化という手法が提案されている. しかし, 並列分枝限定法のように複雑な振舞いをするアルゴリズムの問題点を的確に把握し, 対策を考えることは非常に困難である. そこで本論文では, 並列分枝限定法のアルゴリズムの振舞いをアニメーション技法を用いて画面上に表示するシステムSapal-BBを実現し, これを使用することで, アルゴリズムの有効性の判断を容易にする. 本システムでは, 分枝限定法の実行過程で作られる分枝図を動的に表示する. 生成される分枝図は全体を一度に見ることが困難なため, 三つにレベル分けし表示している. 最後に2種類の並列分枝限定法の実現を本システム上で実行し, その結果の比較・検討をSapal-BBの機能を利用して行う.
1996-07-25

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