PLZTセラミックスを用いた光シャッタの開発とその応用に関する検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
電気光学効果を有する透明焼結体であるPLZTを用いて,高速で光変調を行うことが可能な電気光学素子を製作した.まず,PLZTを酸化物混合法としゅう酸エタノール法により合成した.酸化物混合法を用いる場合,分散媒としてエタノールを使用すると,光変調を行う際の透過性に影響を及ぼす結晶粒界の大きさを抑えることが可能であることが明らかになった.次に,PLZT光シャッタ製作の前段階として,シャッタを構成する単位素子内部の電界分布を有限要素法により求め,光シャッタの構造を決定した.その後,このPLZTウェーハによりホトリソグラフィによる電極形成で光シャッタを製作し,その応用として2眼式の立体表示装置を試作した.その結果ここに用いたPLZTは60Hz,および120Hzの画面のフレーム切換えに対応可能であり,立体視に適用可能であることを明らかにした.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-09-25
著者
関連論文
- 溶接パスの積層順序の制御による残留応力低減および疲労強度向上法
- 薄膜感熱記録ヘッドのパルス印加寿命特性
- ポリイミド蓄熱層を用いた16 dot/mm感熱記録ヘッド開発
- 感熱記録ヘッドの性能予測
- 完全密着形ラインイメージセンサの光学読取り特性
- a-Si TFT駆動完全密着型ラインイメージセンサ
- ループ形状フレキシブルプリントサーキットの動的設計解析
- 電子デバイス設計における疲労問題
- 半導体デバイス製造における信頼性設計
- 厚膜抵抗体におけるパルス電圧印加時の抵抗値変化の解析
- PLZTセラミックスを用いた光シャッタの開発とその応用に関する検討