高精細溶融熱転写プロセスの検討
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概要
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溶融熱転写プロセスを解析し, 先に報告した"マイクロドライプロセス"と称する高精細600dpi溶融熱転写印刷の理論解析を行った.溶融熱転写印刷プロセスを, (1)インク加圧プロセス, (2)インク加熱プロセス, (3)インク加圧冷却プロセス, (4)ベースフィルムはく離プロセスに分解して考察した.インク転写, インク非転写に対する力学的条件はベースフィルムはく離時のインクと用紙の境界応力, インクとベースフィルムの境界応力, 加熱部インクと非加熱部インクとの境界応力の関係からなり, 力学的モデルでの解析結果から, 溶融熱転写プロセスの高精細化には加熱時のインクと用紙の接着力を高め, 非加熱時のインクと紙の接着力を低くし, インク厚を小さくすることが必要であることがわかった.また, ベースフィルムはく離時にインク加熱部のインクとベースフィルムの接着力を小さくすることが高精細印刷に有効であることがわかった.
- 1998-06-25
著者
-
内田 龍男
東北大学工学部電子工学科
-
内田 龍男
東北大学工学研究科
-
日比野 郁夫
アルプス電気
-
日比野 郁夫
アルプス電気(株)
-
日比野 郁夫
アルプス電気株式会社
-
小野 昭一
アルプス電気株式会社
-
小野 昭一
アルプス電気
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