双峰写像の記号力学と正則言語
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概要
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ロジスティック写像の場合によく知られているように,非線形な1次元写像を繰返し適用すると,カオスが観察されることがある.このような現象を解析するとき,対象とする区間をいくつかの領域に分割し,それぞれの領域に記号列を割り当てることで,系の軌道を,記号列として表現する手法が有効である.本論文では,双峰写像の記号力学が正則言語になるのは,写像のKneading Sequencesが実質周期的であるとき,かつその場合に限ることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-09-01
著者
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合原 一幸
東京大学大学院新領域創成科学研究科
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合原 一幸
科学技術振興機構 ERATO 合原複雑数理モデルプロジェクト
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福田 幸二
東京大学大学院新領域創成科学研究科
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福田 幸二
東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻
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合原 一幸
科学技術振興事業団・crest
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