マルチ電極法による円柱形植物体インピーダンスの測定

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概要

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植物体のバルク状態のインピーダンス測定を非破壊で測定する方法としてマルチ電極法を提案する.マルチ電極法は円柱形植物体の長さ方向に垂直な二つの円の円周を想定し,これらの円周上に針電極を10数対等間隔で刺入,二つの円周間のインピーダンスを測定する方法である.本手法では,この測定値から円周上の電極数が無限大となる場合の推定値を計算して,植物体自身のインピーダンスと電極のインピーダンスを分離して求めることができる.本論文では円柱形植物体の電気インピーダンスを模擬した等価回路による擬似測定回路を作製し,マルチ電極法を用いて測定実験を行い,その測定精度を確認した.また,実際に円柱形植物体としてダイコン,ニンジン,ヤマイモを測定材料として,そのインピーダンスを求める実験を行い,本手法の有効性を示した.
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-10-25

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