遺伝アルゴリズムによるファジー推論ルールの決定法
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概要
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遺伝アルゴリズムによるファジー推論ルールの新しい決定法を提案する.本手法では,入出力データに基づき,簡略ファジー推論のルールの数と前件部のメンバシップ関数を遺伝アルゴリズムを用いて決定し,ルールの後件部をデルタルールを用いて決定する.遺伝アルゴリズムは,生物の進化の法則から発想された最適化手法である.遺伝アルゴリズムをファジー推論ルールの自動チューニングに用いることで,評価関数を従来の推論誤差だけではなく,入出力データの数やルールの数を考慮した関数にすることができ,更にルールのチューニング過程において局所解からの脱出が実現される可能性が出てくる.本論文では,まず,デルタルールによるルール後件部の決定法について説明し,次に遺伝アルゴリズムによるルールの数と前件部のメンバシップ関数の決定法について述べる.そして最後に,簡単な数値例を説明し,本手法により入出力データの数やばらつきに応じたルールの決定ができることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-25
著者
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若見 昇
松下電器産業株式会社中央研究所
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若見 昇
松下電器産業(株) 海外r&d推進センター
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若見 昇
松下電器産業(株) 中央研究所
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若見 昇
松下電器産業(株)東京支社技術渉外部
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野村 博義
松下電器産業株式会社中央研究所
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野村 博義
松下電器産業
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若見 昇
松下電器産業
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