並列非独立パケットエラーチャネルにおけるマルチレシーバGo-Back-N ARQ方式のスループット効率
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概要
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単一レシーバARQ方式の性能はパケット誤り発生過程に大きく依存することがわかっている.したがって,非独立な(あるいは,バースト的な)パケット誤り発生環境におけるARQ方式の性能評価に,独立な(あるいは,ランダムに発生する)パケット誤りを想定した結果を用いることはできない.このことはマルチレシーバARQ方式の性能についてもいえるが,非独立なパケット誤り発生環境におけるマルチレシーバARQ方式の性能評価は行われていない.本論文では,送信局が並列チャネルの一つひとつのチャネルに接続された受信局に同一データを送信する場合に適用できる基本マルチレシーバGo-back-N ARQ方式のスループット効率を,各チャネルにおけるパケット誤りが互いに独立な2状態マルコフ過程に従って発生するバースト的なパケット誤り発生環境のもとで導出している.更に,導出結果に基づく数値例を示して,受信局数,ラウンドトリップ遅延,及びマルコフ過程の性質がスループット効率に与える影響を明らかにしている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-07-01
著者
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