共有バッファ型マルチキャストATMスイッチにおける適応2レベル優先制御
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概要
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将来, ATM網では様々なマルチキャストアプリケーションが利用されると期待されており, マルチキャスト機能を持つATMスイッチについて数多くの検討がなされている.共有バッファ型スイッチでは, アドレスコピー型スイッチにおいてユニキャストセルに送出優先権を与えたユニキャスト優先制御によってセル廃棄性能の改善が可能であることが明らかにされている.更に筆者等は, ある閾値を与え, コピー数がある閾値以下のセルに優先権を与える一般化2レベル優先制御方式を提案し, ユニキャストセル優先制御よりも優れたセル廃棄性能を得ることを明らかにした.しかし, この方式はトラヒックの状況によって最適な閾値が変化するため, 閾値をいかに決定するか, という問題がある.本稿では, トラヒックの変化に応じて閾値を動的に変化させる適応型2レベル優先制御方式を提案し, シミュレーションを用いて従来方式との比較を行い, 提案方式の有効性を明らかにする.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-09-14
著者
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