有限長平行平板導波管キャビティによる平面電磁波の多重散乱解析
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概要
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一端を終端し,他端を開放して作られた有限長平行平板導波管キャビティに,E偏波の平面電磁波が入射したときの散乱界について解析した.定式化には,高周波漸近解法である幾何光学的回折理論(GTD)と,その拡張である等価波源法(ESM)を用いて,散乱体の大きさが波長に比べて小さくなったときに必要になる多重エッジ回折波の効果について検討した.また導波管キャビティ内の電磁界は,界の収束性を考えて光線表示から,導波管モード表示に変換して解析した.ここでの定式化をもとにレーダ散乱断面積(RCS)を数値計算し,他解析法による結果や実験結果と比較したところ,多重エッジ回折の効果を考慮すれば,散乱体の大きさが1波長程度であっても高速に精度良く解析可能であることが示された.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-11-25
著者
-
白井 宏
中央大学理工学部電気電子情報通信工学科
-
関口 秀紀
中央大学
-
白井 宏
中央大学理工学部電気・電子工学科
-
関口 秀紀
中央大学理工学部
-
渡邊 健一朗
中央大学理工学部
-
長谷川 尚也
日本無線株式会社
-
白井 宏
中央大学理工学部
-
白井 宏
中央大学理工学研究科
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